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建築は芸術的な側面から経済的な側面まで様々な要素で成り立っています。その要素はどれも重要で何か1つでも欠けていると、その「建築」は非常に味気ないものになってしまいます。
経済的合理性のみで建設されたマンションや看板の立ち並ぶ、今のこの日本の風景がまさにそれです。

そこには、やはりもっと「考えられた」建築や都市が必要です。

では、どういった都市や建築がこれからは必要でしょうか?

残念ながら答えはありません。ただ「考える」という行為が重要なのです。これはそんなに難しい事ではありません。ほんの少し考えるだけで劇的に都市や建築は変わります。それくらい今ままでは「考える」という行為が行なわれてこなかったのです。

また建築は一度、建ってしまうと長い間そこにあり続ける事になります。現在、日本の全産業から排出されるCO2排出量のうち1/3程度は建築関連で排出されており、環境の観点からみても建設するという行為に対して考えていかなくてはなりません。

デザインにはすべて必然性とロジックがあります。その形は決して恣意的に決まるものではありません。
現在ある問題点を洗い出し、既成概念にとらわれずに新しい発想で、最適解を見つけ出すことこそがデザインだと思います。

その目指すべきところは単なる「かっこいい」形ではなく、機能やコストも含めた新しい「価値」を創造することだと思います。


DOG HOUSE BUILDING
小笠原太一

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